この記事では、以下のことを記載していきます。
- 学習に何を使ったのか?
- 試験申込方法の手順について
- 試験までの心境・対策・結果について
今回、第4回国際ベトナム語能力試験は2023年2月11日(土)の「A級レベル」に申し込みました。
【追記】関連記事が気になる方はこちらをご確認ください。
帰任後も勉強を続けている理由は、海外勤務中にできたベトナム人の友人と交流が続いており、言葉の壁で途絶えることのないようにするためです。今後のiVPT試験対策として、ぜひ参考にしてください!
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試験対策で使用する参考書
結論としては、私は前から学習をしておりますが、今回の参考書を学習・理解できれば問題ないと思います。
- iVPT国際ベトナム語能力試験(A・Bレベル模擬試験問題)
- ベトナム語レッスン初級(1)[五味政信]
- ベトナム語レッスン初級(2)[五味政信]
それでも難しいと感じた場合は、もっと簡単な「単語帳」を購入、Youtubeでベトナム語の動画を確認するのも良いと思います。
試験について、試験の申込方法
今回で4回目の試験で年1回の頻度で開催されているようです。
申込方法 振込
トップ画面を開いたら、上の項目にある「出願方法」を選択します。
「出願方法」を選択すると下記の画面に進み、そこには受験レベルについての説明が記載されています。
下へスクロールすると振込先の案内が記載されています。私は、みずほ銀行のインターネットバンキングを使用して振込を行ないました。
店名を記載するところがありましたが「408」を入力して問題ありません。※問題だと振込に進めません。
インターネットバンキングで振り込みを行なう場合は、最後に詳細画面をスクリーンショットで残すようにして下さい。後ほど、使用します。
私は今回久しぶりなので、初級Aレベルを(聴解・読解の2種類)を受験です。
※中級Bレベル以上から会話(口述)が含まれて難易度が高くなります、なぜならベトナム語は発音が非常に難しいとされているからです。
ここまでで振込は終了になります、一番下の「試験のお申込み」をクリックして次に進みます。
申込方法 インターネット出願
次の画面に進むと、インターネット出願の画面に進みます。
必要項目へ個人情報を入力をして行きましょう。
続けて、名前・生年月日・住所情報・電話番号を入力して下へスクロールしてます。
メールアドレスは、注意項目の通りのアドレスを記載しておくようにしましょう。
受験会場は東京と大阪の2か所です。
次に受験レベルを選択、併願も可能ですので合わせて受験することもできます。
そして、顔写真をデータフォルダから選択してアップロードします。
受験料を支払った証明書が必要になりますので、先ほど振込後にスクリーンショットをした画像をアップロードします。
最後に、身分証明書の写真をアップロードします。これで問題なく完了すると下記のように表示が出てきます。
赤枠部分の表示が出るのと並行して、先ほど登録したメールアドレスに申込完了のメールが届きます。
これで今回の試験への申込は完了しました。あとは試験日に向けて勉強をしていくだけです。
iVPT国際ベトナム語能力試験の参考書
このホームページでは、試験対策のテキストが販売されています。
ホームページの上記項目にある「模擬試験問題」を選択すると、レベルに応じたテキストを購入することができます。
AレベルとB・Cレベルの2種類にテキストは分かれています。振込指定先に振込後、先方で振込されたことが確認できれば、1週間程度でテキストが届きます。
iVPTのテキストから読み取れること
このテキストを購入して中身を確認したところ、メインは北部弁(一部南部弁の単語で補足)となっていました。
一般的には北部弁(ハノイ)の言葉で書かれたもが主流になっており、それは首都がハノイになっているためです。これはカッコ書き()の中に南部弁が記載されている感じでした。
これは、南部弁(ホーチミン)の勉強をしてきた人にとっては有難いことだと思います。なぜなら、私もベトナムのホーチミンで生活していたときは南部弁を勉強していたからです。
北部弁と南部弁は、発音も単語も一部変わってしまうので注意が必要です。
試験まで一ヵ月を切った心境(まだ余裕)
試験を申し込んでから、この文章を書くまでの勉強時間・方法・試験対策について。
1日1時間の勉強を習慣にして続けています。私は過去にベトナム語を勉強していて最低限の基礎を覚えているので、勉強を習慣にするところから初めています。
聴解対策として、iVPテキストに付いてきた音声データ(北部弁)とベトナム語レッスン初級のダウンロード音声を使用、南部弁を勉強していた私には難しいです。
読解対策として、テキストを見る限り絵と文字が掛かれているので、単語で分からないのがあっても前後の文脈から何とかできるのではと思っています。
試験まで二週間を切った心境(焦り)
試験を申し込んでから、この文章を書くまでの勉強時間・方法・試験対策について。
1日1時間以上の勉強、時間が取れるときは勉強時間を多くとるようにしており、iVPTテキストを数周できているので良いペースだとは思っていましたが急に焦りが出てきました。
なぜなら、これまで過去の知識をもとに勉強とは言っても、使用しているのは模擬試験用(iVPTテキスト)のテキストの為、テストに出題される試験範囲が分からず範囲が無制限に感じたからです。
少し勉強方法を広げました、YouTubeのベトナム語動画を聞いて耳を慣らします。
当日の流れ(初級Aレベルの場合)
準備物
受験票(原本)・身分証明書(原本)・筆記用具です。
受験票(原本)は、試験申請時に登録する自分のメールアドレス宛に1月末に受験票が届くので、当日は必ずプリントアウトした状態にしないといけません。
身分証明書(運転免許証やパスポートなど)の原本が必要、筆記用具はシャーペンまたは鉛筆、消しゴムを準備。
9:00 余裕を持って試験会場へ
学校入口で受付を済ませて、教室の外の廊下で入室時間まで待つ。
9:30-9:50 試験教室へ入室可能
自分の受験番号の机を探して座り、机の上には筆記用具・受験票と身分証明書を置いておきます。
携帯電話などの通信機器は電源を切ってしまい、リュックや荷物は自分の椅子の下に置きます。
9:50-10:00 試験の説明
受験時の注意について「日本語」で説明があります。このタイミングで回答用紙に受験番号や名前などを記載します。
また、問題用紙と回答用紙に印刷不良が無いか確認する時間がありますので、説明に従って進めてください。
【補足】回答用紙は、上段に受験票情報を記載するスペース、中段に聴解試験の解答欄、下段に読解試験の解答欄となっており1枚の表面のみで構成されていました。
はっきり覚えていないのですが、このとき問題用紙と回答用紙が配布されたと思います。(最初から机に置いてあったのかは忘れてしまいました…)
どちらにしても、問題用紙は勝手に見てはいけないので注意です。
10:00-10:20 聴解試験 開始
PCからスピーカーで教室全体に問題を読み上げていきます。各机でヘッドフォンを使う試験方法ではありませんでした。
音声が流れるのと同時に「試験開始」の指示がありますので従って始めてください、聴解試験は20分となっていますが音声が終わり次第「止め」と言われたら作業を止める必要があります。
10:20-10:40 読解試験 開始
問題用紙を見ながら回答用紙に記入していきます。
読解試験は会場スタッフから指示を受けて開始します。問題数に対して時間が短いと感じたので時間配分に気を付けてください、時間になると「止め」と指示があります。
10:40 試験終了後
問題用紙と回答用紙の全てが回収されます。
その後、アンケート用紙への記入時間があり「なぜ勉強しているのか」「試験の内容はどうだったか」など質問がありました。
初級Aレベル対策について
初級Aレベルは、聴解問題・読解問題の2種類。
実際に受験しての対策を書きます。
聴解試験へのアドバイス
事前にiVPT対策で購入できる音声データを使用している方は分かりますが、第一問を読み上げるまでに、試験についての説明が少し入ります。
そのときに聴解試験の問題を全体的に目に入れておくことができます。それをやっているか、やっていないかの差は大きくなります。
なぜならば、試験が始まると時間に余裕がなくなります。先に問題を見ておくことで何を聞いてくるか予想しておくことができます。
試験時間は20分間となっていますが、実際には問題は15分前後で読み終わり、そのタイミングで「試験止め」と指示があります。
20分フルに試験ではなく音声が終わるタイミングでペンを置くことになるので注意です!
読解試験へのアドバイス
公式ホームページで公開されているサンプル問題を確認することができますが、写真を見て何を聞かれるか考察する力を過去問などを入手して養っておかないと選択肢の内容が分かっても、絵での質問が分からないと解答ができません。
試験時間は短く感じました、単純計算で1分に1問解答で進めて行く必要があります。
1つの問題で止まってしまうと時間が経りなくなるので注意、マークシートなので分からなくても何かには印をつけましょう!
参考書と勉強方法について
参考書は上記で記述した程度で問題ないと思いますが、全くの初心者は何か月も学習が必要です。
試験日までの逆算スケジュールを作成して参考書は何周もしましょう。
方言は北部弁ですので、南部弁を勉強していた方は覚え直すつもりで勉強が必要です。音声データも参考書に付いてきますので耳を慣らすようにしましょう。
良く出てきた単語
試験に関することは試験のルールで書くことができませんが、iVPTテキストを購入して内容を確認して頂ければ出題傾向は分かります。
一般的な名詞・動詞・形容詞・老若男女の言い方(祖父・祖母・父・母・子供など)、位置について(上下左右、前後、東西南北)などは覚えておきましょう!
試験はマークシート形式
問題回答は全て4つの中から選択するマークシート形式になりますので、分からなくても必ず何かは選びましょう。
私は試験時間は短く感じました、分からない問題を飛ばして後で戻ってこようとするのは危険です。とりあえず何か選ぶことをオススメします。
試験を終えての感想、結果発表
私は北部弁の勉強を全くしていなかったので単語と発音は覚え直すような状態でした。正直、試験は消去法で選んだところがあり、点数を低く見積もったときに不合格も考えていました。
一般的に販売されている参考書は北部弁になっていますので安心して欲しいのですが、私はホーチミンで南部弁の先生に教わっていたの思ったよりも時間が掛かりました。
結果が3月31日にメールで来ました。
「初級A1レベル合格」でした、記事投稿もしており不安だったので合格して安心しました。合格証明証は申請しないと紙ベースで貰えないので注意が必要です。
今後も学習を続けて、少しでもレベルアップを目指します!
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