このようなお悩みを解決していきます。
・帰任後はどのような部署に進むの?
・若手の海外経験者が多くなっているがエリートコース?
・経験者の経験談を知りたい。
この記事を読めば、海外勤務が終わって帰任後どのようになっていくのかイメージすることができると思います。
なぜなら、私の帰任後の実体験、先輩、友人達の体験談も含めてお伝えするからです。帰任後の転職は珍しくありません、一度自分の市場価値を確認するのはとても大事だと思います。
海外勤務へ向けて準備中の方、現在進行形で勤務中の方も海外勤務が終わった後のことについて考えていきましょう。
別の記事で、このような記事も書いていますのでご確認ください。
この記事を書いた人
・国内営業から海外勤務では管理部門(経理担当等)として出向
・ベトナムで5年間海外勤務
・英語は日常会話程度、ベトナム語は仕事で使える位のレベル
この記事の前半では、一般的に考えられる帰任後のキャリア。
後半では、私の周りの人達・私の体験をお伝えできればと思います。
帰任後は2つの進み方に分かれる
1つ目は海外勤務での経験を活かすことができる部署に配属される。
2つ目は海外経験が活きることのない部署に配属されるかです。
最近では会社としてグローバル化を目指している企業が多いため、若手社員に対して積極的に海外経験をさせており昔のイメージのような海外組=エリートコースではないと考えます。
海外での経験が活かせる部署へ配属される
海外とのやり取りが多い部署に配属されるということは、海外での知識を用いて仕事を進めていくことができる。会社側としてもそれを望んで部署へ配属する。
向上心を持っている方にとっては、海外での経験が次のステージで活かせることは仕事にやりがいを持って働くことができる。
海外勤務が活かせない部署への配属
会社側としてどのような方針で配属しているのか定かではありませんが、海外での経験を活かすことができない部署に配属させられる。
最近ではグローバル化を掲げた企業が増えており、若手社員に海外経験を積ませようとしている会社が多くなっているので特別感を持たさている訳ではないのかもしれない。
また、常に人が足りないと言っている会社の場合、帰任のタイミングで人材不足の空きがでる部署に配属されることがある。
向上心を持って働いている人にとって、海外での経験を次のステップに活かすことのできない部署に異動させられることは、モチベーションの低下に繋がり仕事のやりがいがなくなる。
私の周りの人達、私の実体験の場合
前半では一般的な情報を記載いたしました。
ここからは、私も含めて周り人達の経験談をお伝えします。
友人A 20代の場合
海外では、実務業務とスタッフをまとめる管理職ポジション。
入社して3年後に海外勤務へ、2年ほど海外勤務することに。
海外では日本よりも役職は高く、仕事を進める権限もある程度持たせてもらっていた。
帰任後は役職が元に戻り、仕事の進める権限は無くなってしまった。ただし、海外での経験が活かせる部署に配属された。
本人は、海外での仕事にやりがいを感じていたので、日本でも海外と関りがある状況に不満はない。
友人B 30代の場合
海外では、実務業務とスタッフをまとめる管理職ポジション。
入社して5年後に海外勤務へ、3年ほど海外勤務をすることに。
海外では日本よりも役職が高く仕事を進める権限もある程度持たせてもらっていた。
帰任時に日本にいたときより役職が一つ昇格した状態で帰任することになる。ただし、海外での経験が活かせる部署には配属されず、海外勤務前の部署に戻ることになった。
本人は、自分の思い描いていた状況と異なってしまい海外での経験を活かせることもなく、海外と日本との働き方のギャップに不満を感じている。
向上心が強い人だったので会社に対しても不信感を持っており転職を考えている。
先輩C 30代の場合
海外では、工場の立上げ、実務業務とスタッフをまとめる管理職ポジション。
入社して3年後に海外勤務へ、3年ほど海外勤務をすることに。
海外では日本よりも役職が高く仕事を進める権限もある程度持たせてもらっていた。
帰任時に日本にいたときより役職が一つ昇格した状態で帰任することになった。ただし、海外での経験が活かせる部署には配属されず、海外勤務前の部署に戻ることになった。
本人は、海外での経験を活かせない状況の中、即戦力を求められる。
私は当時のことを聞きましたが、上司は海外経験者の先輩Cを妬み「そんなことも分からないのか?」と言いがかりをつけるようなこと等をしていた。
そのような状況でも何もしてくれない、会社や同僚に対して不信感を持つことになり転職してしまいます。
私 30代の場合
海外では、実務業務とスタッフをまとめる管理職ポジション。
入社して5年後に海外勤務へ、5年間海外勤務をすることに。
海外では日本よりも役職が高く仕事を進める権限もある程度持たせてもらっていた。
帰任時に日本にいたときより役職が一つ昇格した状態で帰任することになった。ただし、海外での経験が活かせる部署には配属されなかった。
また、異動先は常に人員不足だったところで退職者がでるので引継ぎをするようにと配属される。会社の方針は定かではありませんが穴埋めで配属されたと思っています。
私は、向上心を持って働いていたので、この異動に納得できておらず不信感を持つことに。
最後に。
帰任後のキャリアプランを思い描くかもしれませんが、基本的に会社の方針があるため、一個人の意見を汲み取るということは、ほぼありません。
そうなると、自分の描いていた方向性と現実でズレが生じることになります。海外勤務経験者にとって、このギャップを受け入れられるかどうかが大きなターニングポイントになってくると思います。
海外勤務者の4人に1人は、帰任後2年以内に転職するという話があります。
これは、個人的にも共感していますが、海外を経験した人が日本での働き方の違和感、配属先の不満ができます。また、海外で知見を広げたことで新たにやりたいことを見つけたことに対する行動だと思います。
会社に流されるのではなく、帰任後のことについて考えておくことは大事です。
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