【対策あり】赴任して分かった海外勤務がつらい6つの原因

この記事では、私が5年間の海外勤務でつらかった、6つの出来事を記載しました。

このようなお悩みにお答えすることで、海外勤務の大変さや対処法がリアルに伝わります。

記事の前半では、言語や海外生活なでの大変さを、記事の後半では具体的な対応策を書いていきます。

この記事を読むことで、念願だった海外勤務となったとき「思ってたのと違う…つらすぎる」という大きなギャップ差に悩むこともないでしょう!

また、事前に海外勤務先を知っておくことは重要ですので「地球の歩き方」で勤務先を知っておくことのはオススメです。

この記事を書いた人

  • ベトナム勤務5年間
  • 経理・システム管理・内部統制を担当
  • 最後の2年間は、コロナによるロックダウンなどを経験
目次

【海外勤務の現実】海外赴任がつらいと感じる6つの原因

慣れない海外での仕事、問題なくやっていけるだろうか…

おかざりの管理職でない限り、慣れない環境での仕事がつらくないわけがありません。

私の実体験や、一般的につらいと感じられていることを記載いたします。

今後、海外勤務を迎えた皆さんにも、当てはまる可能性がありますので、注意しながら見ていきましょう。

海外勤務は重責でストレスが多い

海外勤務では、日本にいたときとは異なるたくさんのストレスがありました。

なぜなら、ほとんどの駐在員が異なる業務を兼任することになるためです。

例えば、私は「経理関係・システム管理・内部統制」を兼任して対応しておりました。

あの仕事も対応するの?経験ないよ…

さらに、役職も日本で働いていたときよりも高いポジションで働くことになり、現地スタッフをまとめる側のポジションになります。

他には、日本と現地を繋ぐ連絡窓口にもなるため、一つの仕事に対して日本と現地の意見が合わないとき、両方の意見に板挟みになることになります。

新たな環境で慣れるまでは大きなストレスでした。

現地では、日本のときとは異なったストレスがあります。

日本の生活がとても便利だったことを痛感する

海外生活をしていると、日本での生活がとても便利だと痛感しました。

交通状況、コンビニの品揃えの差など色々あげられますが、私の中で一番不便に感じたことは、病気やケガをしたときに病院に行くことです。

現地にも日系の病院はありましたが、基本的には大きなケガや病気・手術は対応ができません。そのようなときは、ローカルの大病院で対応してもらうのですが、そこに日本語通訳できる人が必ず在籍している訳ではありません。その場合は英語で伝えるようになります。

予防接種・ちょっとした薬は日系の病院で処方してもらえるけど、病気になったりしたら心配。
最近、身体の調子良くないけど病気とか大丈夫かな…

海外保険に入っていればサポートを受けられるので、海外勤務前に会社が準備をしているか確認をしてください。

連絡するのも一苦労、健康面での心配はつらかったです。

言語の壁、何をするのも面倒になってしまう

頑張って言葉を話してみても、最初のころは相手になかなか伝わりません。

私のときは、相手が私の話を聞き取れなくてするリアクションで「hả(はぁ?)」と言い返してくるときがあったのですが、これがきつかった。

「はぁ?」のリアクション精神的にくる返しできついな…

日本人同士で、基本的に「はぁ?」というリアクションはしてこなかったので、本能的に嫌な気持ちになってしまいました。

この繰り返しでだんだんと心が折れ、しまいには誰かと話すのも避けるようになってしまいました。

言葉が通じないのは、海外勤務において致命的でつらいものでした。

現地の食事が合わないと元気がでない

食事が合わないと働き続けるのは難しいです。

毎日、新たな挑戦の連続で非常に疲れるため、栄養をとらないと頑張れないからです。

お腹すいたけど今日もランチのおかずは苦手だ…。
ふりかけ使って、たくさんのごはん食べるか。

私の同僚は、現地の食事が合わなかったようで、社食のランチでは、大盛りのごはんをふりかけを使ってやり過ごしてました。

満足な食事がとれないということは、仕事以外で疲れてしまいます。

現地の人との性格が合わない

日本と比べて距離感が非常に近かったです。

日本人はお互いの空気を読んで会話をすることがほとんどで、相手と距離を持ちながら話すことがほとんどです。海外では言わないと分からないです。

日本人のような察することが少なかったので、 思ったことをまっすぐ言ってきます。

それが苦にならないならフレンドリーとも取れるかもしれません。

人との適度な距離感を持ちたい人には距離感が近いと面倒だと思います。

現地の日本人との関係性が良くない

海外と言う不慣れな環境の中で頼りになるのは同じ職場の日本人です。

その人との相性が悪い場合は非常に苦しいものとなります。

数少ない日本人同士、仲良くなくて息苦しい…

もちろん現地スタッフと関係を築いて自分の場所を広げていけば良いのですが、やはり1番安心できるのは気心の知れた同じ国の人だと思います。

安全地帯が安心できないときついです。

海外のつらさを減らす6つの対策。赴任前にできることもあり!

上記では、海外外勤務でつらいと感じることを記載してきました。今までと異なる環境というのは、慣れるまでつらいことも多いものです。

下記では、そのつらさを少しでも減らすための対策を記載していきます。

事前に現地の情報を集めておこう

情報は大事です。知っているか知らないかで心持は変わります。

例えば、国の文化、食事、通勤経路の地図の確認などはしておくようにします。

有名な食事はなんだろう?
アパートはどこに借りればいいだろう?

もし、現地に同僚がいるのであれば、あらかじめ聞いておくのがベストでしょう。

言語の勉強をしておこう

スマホを片手にGoogle翻訳を使ってもいいので、自分の言いたいことを伝えられるように対策や語学の勉強はしておきましょう。

どうしよう…会話ができない。

話せないと仕事を進めることはできませんし、何をするにしてもストレスを感じて気疲れしてしまうからです。

私は、事前に「Gaba英会話スクール」で3ヵ月ほど勉強しました。

たった3ヵ月でしたが以下のような経験を得ることができました。

  • 一番大事!外国人と英語で話す度胸がつきました。
  • スムーズに会話するためには、頭の中で日本語に翻訳しないで話すことが大事なことを知りました。
  • 英語ができると言っても、読み書きができることと、英会話ができることは別ということを知りました。

たとえ1ヵ月でもいいので、外国人と話せるスクールには通った方がいいと思います。

私の場合は、Gaba英会話スクールに事前に通ったことで上記の効果を実感しました。

自分の関わる業務の勉強をしておこう

海外勤務では、多業務にかかわることになると思います。

そうでない場合でも、現地のスタッフと仕事の話をするときに言葉もできない、仕事の仕方が分からないでは、どうしようもありません。

言葉も話せない、仕事も分からない。どっちもできないけどどうしよう…

私の実体験としては、言葉はGoogle翻訳でも何とかなりますので、仕事の勉強をしておき知識をつけておくのが大事だと思います。

仕事以外の楽しみを見つけておこう

仕事以外にもできることを見つけておくことは心身のケアのために必要です。

例えば、私が事前に調べたのは

  • 海外の映画館で日本の映画を観るとどんな感じなんだろう?
  • 有名な食べ物をたくさん食べてみたい。
  • たくさん旅行に行きたいから観光地を調べる。
  • スポーツとか趣味ができる環境。

いろいろと情報が見つかり、休日の楽しみが増えます。

私の場合は、学生時代に経験のあったテニスサークルに参加して運動することでリフレッシュにつながりました。

さらに、テニスメンバーの影響でゴルフにもはまり

1年間でスコア100切り目指すぞ!

と目標立てて楽しんでいました。

仕事以外の楽しみをみつけておけば仕事も頑張れます。

駐在あるある?帰国したくなる波がある

帰任したい…と思うのは、あなただけではありません。

そうなってしまったときの考え方を事前に持つようにしてみましょう。

もうダメだ…帰りたい。

私が駐在員の人達に聞いた話では、3週間、3か月、3年のあたりで帰りたいという波が来るようです。

3週間

全てが合わなくて帰りたいときは、事前の情報で対策しましょう。

3ヵ月

新転地でハイの状態でとにかく乗り切ってた状態が切れて帰りたくなるときは、 仕事量や自分のペースを管理しながら慣らしていく。

3年後

一般的に帰国の時期が近づいてきてやる気がなくなり早く帰りたくなるときは、 初心を思い出して最後まで頑張りましょう。
海外での経験を日本でも生かせるようにしておこう。
期限が決まっていれば、最後まで少しでも語学を勉強して帰る、のも良いかもしれません。

対策を持っていれば、乗り越えられるはずです!

副業する…のもありかもしれない

これから海外勤務するのに、副業すすめられるの?

つらいけど、今の会社を辞めることができない。など理由があるとき、副業もありかもしれないという話です。

今の時代、転職は簡単ではないかもしれない、他の会社でも上手くいくか分からないから頑張るしかないとなると 心に余裕がなくなり、常に追い込まれた状態になってしまいます。

心に余裕を持つ、という意味では、何か趣味を持つのもよいですが、生活していくためにという意味では、副業で別収入を稼げるようになっておくのは如何でしょうか。

いろいろ試したけど…つらくて仕方ないとき

心身ともにつらくて異常がでてくるようになってしまったら。

もう途中で帰任してしまう

身体を壊してしまう前に、会社に帰任したいことを話しましょう。

向き不向きはあります、自分ファーストに考えて早めに行動していきましょう。

何か月も寝れなくて、体調も悪くなってきた。もうダメかもしれない…

私の知る限りでも、そのような方はいました。 次の担当を見つけるのに時間がかかるので先延ばしを言われるかもしれません。

身体は資本です。今の時代、リモートでも引継ぎなどできるはずです、無理をしないでください。

転職しよう

海外に転勤で来て、転職をする方は結構います。

海外では日本人同士のつながりが強く、日本人のコミュニティも探せばたくさん出てきます。

海外勤務は続けたいから、現地で転職考えてみよう。

いろんな人の話を聞いていると、海外赴任という形で仕事を始めたが仕事が合わなかった。帰任したくなかった。

新たにしたい仕事を見つけたなどで転職をしている人がたくさんいました。

今の会社が全てではありません、転職も考えてみてはどうでしょうか。

5年間の海外勤務を終えて

海外勤務を終えてどうなったか、みなさん気になると思いますので、記載していきます。

考え方の変化

ものの考え方が途中から変化していました。

まず、言語の壁があったので、

いかにシンプルに話をして「伝える」ようにするかを仕事中に意識していました。

これは、日本で働いているだけでは養われなかった能力だと思います。

次に、今の会社に依存しないようになりました。 仕事以外では、なんでも良いので趣味を作り、仕事以外に打ち込めるものを作りました。

仕事だけの生活をしていると、仕事の良し悪しがすべて心身に影響します。

私は、テニスやゴルフで仕事外でのいる場所を作ったことでストレスは減り、仕事への取組みは姿勢は変わりました。

成長した自分

順にあげていくとすれば、

  • 環境への適応力
  • 多忙を乗り越えられる自身
  • 相手に伝えるという考え方
  • 広く業務に携わったことで会社の流れの知識が増加

今後の将来設計

日本に戻ってきて、今の会社に縛られないような生き方は考えています。

生活するためには仕事をしないといけませんが、会社に依存して楽しくない生活を送るのは嫌です。海外勤務の前は、仕事の影響を毎日受けていました。

そのために何か始めていけることがないかと、ブログを書き始めてみました。

語学勉強も継続しており、これからの自分の選択できる道はたくさん存在するようにしております。

他には、これから試したいことも色々と考えて実行していきます。

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